SHOWCASE
Project S
一定サイズの球体を密接する様に3次元的に並べ、球と球の間にできる空間の中心点を割り出す。
その中心点同士を繋ぐことで現れる12面体に着目した。
この12面体は見る角度によって幾何学的にも自然的にも見える不思議な印象を持ち合わせる。
そんな12面体をいくつかのパターンに組み合わせ、6種のブロックからなるアートブロックをデザインした。
幾何学的にも自然的にも見える、独特の印象を持ち合わせる12面体が作り出すブロックは、まるで風景をつくるようなアートブロックとなった。
Theme Color & Art Piece
時の積み重ねが創り出した自然の美しい景観を思い描きながら、ゆっくりブロックを積み重ねる時間を楽しんでもらいたいと考えた。
そこで世界の美しい自然の景観をテーマカラーとし、さまざまな色彩と造形を楽しむ3種類のカラーを展開する。
- ICE – アイスブルーの氷山の景観。アイスバーグをモチーフに、氷のソリッド感、分厚い凝縮された一塊のオブジェを表現
- SAND – サンドイエローの砂漠の景観。ラクダのコブをモチーフに、砂のパウダー感、軽くて流されるようなコブのオブジェを表現
- ROCK – ファイアーレッドの岩山の景観。デリケートアーチをモチーフに、岩のハード感、荒々しくゴツゴツしたアーチのオブジェを表現
Landscape over time
山や谷に積もる雪、
積み重なった岩山の地層、
風によってつくり出される砂丘の曲線、
時の積み重ねによる自然がつくりだす美しい景観のように、
時間をかけてブロックの景色を積み重ねる。
何かをつくるのではなく、
無自覚につくられてゆく時間を楽しむ
大人のアートブロック。